秋も深まり、タチウオ釣りのシーズンが始まります。
アオリイカが釣れなくなる晩秋~1月ごろまでがタチウオ釣りのメインシーズン。
夜な夜な、ライトで海面を照らしてタチウオ釣りをする方を堤防などで見ることができます。
基本的に、タチウオは年中釣れる魚ですがこの晩秋~はベイトフィッシュも豊富になってくる時期ですので、より釣りやすい時期であると言えるでしょう。
では、太刀魚の基本的な修正から餌で釣る場合とルアーで釣る場合のタックル紹介をしていきますね。
目次
太刀魚の習性を知り、爆釣にそなえよ!
太刀魚は、基本的に夜行性です。
日中は、沖の深い層でじっとしています。なので昼間に岸から狙うことはほとんどしません。
日中に釣る場合は船で沖に出てジギングということになるでしょう。
参考:タチウオ超入門
上の図のように、明るくなると沖に出て、暗くなると接岸し、活発に餌を取るようになります。
「タチウオ」の名前の通り、「立って泳ぐ」習性があるので餌を取るのはあまり上手ではないと思われます。
そのため、基本的にはベイトが密集しているところに突撃するスタイルで餌を取っているのでは?と考えます。
その為、タチウオがよく釣れるポイントとしては常夜灯廻りのベイトが集まりやすい場所ということになりますね。
これは経験則なのですが、ベイトとなるイワシとかが大量に接岸しているときは逆に釣れません。
針がついている餌ではなく、普通のベイトに向かってしまいますからね。
こればっかりはその時の釣り場の状況によるのでどうしようもありませんけど。
また、常夜灯でなくても「集魚灯」を利用することでタチウオを寄せてくることもできます。
1万円以上の高価な物の場合、バッテリーを使ったりと大げさなものにもなりますが、この下のライトのようにコンパクトで安価な製品もあります。
これならば、たった1000円なので試しに使ってみるのにいいと思います。
真剣にやるならばもっと大きい集魚効果の高いものを購入してもいいと思いますが、最初からそれは行きすぎでしょうから。
では、続いて餌で釣る時のやり方を紹介します。
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餌で釣る時の基本は、テンヤとキビナゴ、そしてケミホタルで決まり!
太刀魚の餌釣り仕掛けですが、シーバス用のルアーロッドで構いません。
私は最初、バス用のスピニングロッドでやってましたけどさすがに潮の流れがあったので激安の投げ釣りセットを買ってそれに変えました。
タチウオ釣り自体をメインでやるのは冬場だけだし、そんなに高いタックルそろえてもしょうがないんでね。
釣り方としては上の図のように仕掛けを作って、投げて放置するだけ・・・。
ほうっておくとどんどん沈んでいってしまうのでたまにしゃくりあげるくらいですね。
太刀魚の仕掛けはこんな簡単なものでOK!
私はこういった安い仕掛けとケミホタルのセットのみでやってます。
餌のキビナゴは釣りに行く前に釣り具屋さんに寄って調達します。
仕掛けと餌だけなら、全部を現地近くの釣具店で調達したとしても1500円くらいで十分足りるでしょう。
集魚灯は、初心者レベルなら必要ないです。集魚灯がたくさん焚かれている場所にいって、その恩恵に預かればいいので・・・。
餌釣りで太刀魚を狙う時のタックルは以上です。
太刀魚を餌で釣る時のアタリの取り方、掛け方!
これは私の経験則・・・というか釣り方なんですけど。
基本的に投げて放置するだけのスタイル。釣り場は太刀魚釣りの人が多く集まる堤防。
ここなら大体の人が集魚灯を焚いているので自分で持ってくる必要はないし、安全ですからね。
そして、太刀魚のアタリは竿先を見て判断します。
海なので、潮の流れでも竿先は上下しますけどずっと見ていたらアタリの時はぐっと大きく水中に引き込むようなしなりになります。
そこですぐに合わせてはいけません。
なぜならまだ、太刀魚がしっかり食い込んでいないから。
2度、3度グイッと引き込むようなアタリがあったら合わせます。
合わせるときは、バス釣りのように鋭く合わせると太刀魚の歯でラインが切れる可能性があるので、持ち上げるように合わせるといいでしょう。しっかりと餌を食っていれば問題ありませんから。
太刀魚の引きは基本的に底にひきづり込むような引き。
指4本のサイズになってくるとかなりの引きになってきますので、楽しいですよ!
ルアーで狙うなら、ミノ―やバイブレーションの一定層を攻めるルアーで決まりだ!
では次に、太刀魚をルアーで狙う場合のタックルについて紹介します。
太刀魚のルアーといえばやはりバイブレーションかミノ―が定番ですね。
シーバス用のルアーで構いませんが、シーバス以上に歯が鋭いのでルアーがガタガタになるのは覚悟してくださいね!
バイブレーションでも、ミノ―でも重要なのは「一定の層をキープ」することです。
なので、ミノ―はリップが短いものがお勧めですね。
リップが長いと、潜っていってしまうので。
あとは重さでレンジ(泳ぐ層)を調整するだけです。
太刀魚の習性のところでも書きましたが、下から食い上げるような形になるのでなかなかうまくかからないとは思います。
根気強く、アタリのあったレンジを通し続けるのがポイントですね。
太刀魚は群れでいるので、粘れば掛かるはず!
もし、どうしてもかからない場合はアシストフックを追加するのも一つの手ですね。
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もっとも重要なのは、仕掛けよりも釣りのポイント!!
釣りにおいて最も重要なのは、仕掛けやタックルではなく、釣りをする場所(ポイント)!!
これはすべての釣りに共通する事項でしょう。
いくらいいタックル、餌や仕掛けを用意してもそこに魚がいなければ意味ないですからね。
どこに行けばいいのか分からない場合は、とりあえず釣り具屋に行くことですね。
全国チェーン店の「アングラーズ」なら大体、釣り場地図や釣り人が持ち込んだ情報などが貼ってあったりするので非常に使い勝手がいいです。
釣りに行く前に釣り具の補充などと一緒に釣り場情報をゲットしましょう。
他には、ネットで情報を探すのも一つですが・・・。
最近は釣り場が荒れたり、無用なトラブルを起こすクズが自分のフィールドに来るということもあり釣り場を隠して記事を書く人が多いです。
釣り人の多くはいい人ですが、やはり地元の人たちや釣り人同士でトラブルを起こす人間も多少なりともいますので・・・。
やはりある程度慣れてきたら自分で釣り場を開拓するしかありません。
あとは、釣り人の方に他の釣り場を聞くのもいいかもしれませんね。
どちらにしても、いい釣り場はトラブルなく利用したいものです。
くれぐれもお気をつけて。特に夜の釣りは危険なのでヘッドライトやブーツなどの装備も揃えていくといいですよ。
海はどんなことがあるか分からないので、出来ればライフジャケットなどもあるといいかもしれませんね。
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