ルアーフィッシング馬鹿のエトナです。
今回のエントリは、にほんブログ村 ルアーフィッシングに登録されている上位ブロガー、某プロさんの3月3日の投稿記事にたいする反論となります。
私もそんなに偉そうにいえるほど、経済に詳しいわけではありませんがあきらかにミスリードさせるための記事となっているので反論したいと思います。
該当記事はこちら。⇒【年金崩壊】信じるか信じないかは人それぞれだけど、信じた者にしかチャンスは訪れない。って話。
タイトル、中身ともに年金崩壊をあおってますのでポイントを取り上げて反論していきます。
2030年に年金が崩壊する?という政府発表について
ネットで調査してみると、確かにでてきました。
MSN産経ニュースの抜粋を載せているサイトです。その名も「不景気.COM」。
引用部分はというと・・・
厚生年金の積立金が2031年度に枯渇し事実上破綻する見通しであることが厚生労働省の試算で明らかになりました。
この試算は過去10年間の平均値から導き出されたもので、物価上昇率マイナス0.2%、賃金上昇率マイナス0.7%、運用利回り1.5%から試算すると、今年度末にある144兆円の積立金が2031年度に枯渇するとのこと。
過去10年にはITバブルの崩壊や今回の景気悪化などマイナス要因が多かったものの、バブル崩壊後の「失われた10年」ほど悲観的な状況ではなく、また今回の景気悪化も今年度以降に引き続くものと思われることから、決して「最悪の事態」を想定した試算とは言えないと考えられます。
どちらにせよ、このままでは年金システムの崩壊は免れないことから、何らかの対策が早急に必要になってくると思われます。
となっています。確かに、某プロの記事のとおりに2031年に積立金が枯渇して事実上破綻すると発表されています。これは、2009年の記事です。
しかし、よく記事を見てみると・・・2009年の過去10年間の平均値から算出されたもの、となっています。
では、実際に2015年度がこのときの平均値に対してどのようになっているかを見てみましょう。
物価上昇率・・・マイナス0.2%⇒2015年度平均で約0.2%。16年度、17年度予測はもっと高い。
賃金上昇率・・・・マイナス0.7%⇒名目賃金上昇率が平均+1.0%
運用利回り・・・1.5%⇒2015年度実績利回りといえるかはわかりませんが、収益率は+12.27%
うむ。ここまで調べてみていえるのは・・・・
むしろ、状況改善していってるんじゃね?
ってことですか。いや、もっと奥がふかい議論とかあるんかもしれませんけど。実際に2030年年金運用資金枯渇論が2009年に発表された時点よりも計算式のもとになる各データが改善しているじゃないですか。
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まあ、他にも年金崩壊論はいっぱい検索したら出てきますよ?たとえばこちら。
⇒国民年金は○年後に破綻する! 専門家が語る「年金制度崩壊」のシナリオ
この記事をみたら、確かに崩壊してしまうんかな~ってなるんですけど。あくまでも「過去10年間と同じ状況ですすめば」という条件付き。
しかも、その過去10年間データとしては、あの未曾有の大震災があった年やリーマンショックの時期も含まれています。あまりにもマイナス側に情報がかたより過ぎでしょう。確かに、この先中国バブルがはじけたりという不安もあります。
しかし、こういったマイナス面だけを取り上げて不安をあおるのもいかがなものかと思います。
じゃあ、皆さんはこの先は物価だけが上昇して、給与が上がらないとおもっていますか?現実は、少なくとも大企業は政府からの要望でベースアップが行われているじゃないですか?
確かに、中小企業の方々はまだ、厳しい状況でしょうがこうやってベースアップをする余力があるということは当然のことながら企業側の収支が改善してきているということに他なりません。
この先、この流れを止めなければ自然と発注が増えて中小企業の方々の収支も改善、そこで初めてベースアップとなるのです。
消費税増税に関しても、「そもそも8%に上げなければここまで経済は鈍化していなかった」との言が首相や官房長官からも出ています。
新聞やニュースでは、消費税10%は規定路線となってしまっているのでそれに備えて・・・のような記事・ニュースがメインです。しかし、世論次第では増税凍結法案を通そうと思えばいけるはずなんです。
いまはまだ、増税するようなタイミングではないのですから。
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あとは。。。今後の参議院選挙もしかすると衆議院のダブル選挙となる可能性もあるらしいですが、そのときに自民党が選挙公約で「増税ストップ」を掲げて戦ってくれるかどうか。これに掛かってますね。まあ、増税を隠して選挙しそうな気もしますが。
ちょっと脱線しすぎましたが、年金崩壊論の元となるデータがすでに古いデータ。および過去10年間の流れが続けばの条件付きなのでむしろ現状データで算出するとどうなるかを計算してほしいですね。
そもそも、そういう流れにマインドに持っていっているのは新聞やテレビじゃないんですかね?
景気回復させまいとネガティブイメージを最大化して、ポジティブイメージを最小化してないですか?
そりゃあ、前向きな材料は少ないかもしれない。でも、ここでもしも!テレビや新聞がメディアスクラムを組んで「増税反対キャンペーン」をはれば。むしろ「首相が消費税の減税に言及!」とかの記事を飛ばしでも出せば!
それに呼応して自民党の支持率急上昇とかやったら・・・・絶対その法案出してくると思うんですけどね。
反論まとめ
まとめます。まず第一に、年金制度が120%崩壊する、というのは間違い。というか「年金崩壊」の定義によりますかね。「現在の年金額に対して未来の年金額が減ること」が崩壊の定義なのであれば、その通りでしょうけど。
間違いなく減るでしょうからね。でも、この先の景気状況によってはそれすら覆る予想が立つのも事実だと思いますけどね。あまりにも楽観論すぎますが。
そして、マスターマップ。
この10万円キャッシュバック、条件として「稼ぐ意思を持って1ヶ月取り組んでも駄目だった場合」とあります。
本当にやる気がある人なら1ヶ月たってだめだったとしてもそれは自分のせいだと思ってほとんど請求しないでしょう。むしろ、10万のキャッシュバックを貰ってそこでギブアップせずに「では○○塾に入ってみませんか?」とかの勧誘がきそうな気がしますね。
そういうもんですよ。ちなみに、この勧誘メールは私が無料で受信している稼ぐ系のメルマガでも一気に紹介されています。そういうアフィリエイトキャンペーンなんですよ。
要は「稼ぐ方法」を紹介することで「稼ぐ」というものですわ。それが悪いとはいいません。そして、このマスターマップが稼げないとも言っていません。念のために。
ただ、年金崩壊という今の30~40歳の方が一番気にしている話題を出汁にするのはどうかな~と思った次第です。まあ、これを期にネット副業にチャレンジして成功する人が出るのなら別に構わないんですけどね。
ちなみにこのマスターマップ、「残り10分」とかってカウントされてますけど再読み込みしたらまた10分に戻ってるのでただ単純に登録をあおってるシステムなだけですからね。
登録するかどうかは、自分で判断してください。